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夏にりんご?色取り取りの収穫リレーがはじまります。オリジナル品種多数の長野県りんごをご紹介。

記事投稿日:2020.08.26

今年の梅雨はいつもと比べ長く続きましたが、その後は晴れの日が多く、いよいよ本格的な収穫シーズンを迎える長野県のりんごたち。全国2位のりんご生産量を誇る長野県では、地域や品種のリレーにより、8月から12月の長期にわたって様々な種類のりんごの「旬」が続きます。

長野県産りんご「旬のカレンダー」

その「旬のリレー」を可能とするのが、長野県で開発された、多数のオリジナル品種。これらが誕生するまでには、多くの開発者の努力と苦労がありました。そんなりんご誕生の奥深さに迫ってみましょう。

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いよいよりんごの季節が到来。長野県オリジナルの品種であるシナノスイート、シナノゴールドなどの人気も高まっています。

「次々と新品種が開発されているようにも見えますが、誕生までに長い年月と色々な苦労があるんです。種を蒔いて実をつけるまでに7~8年。仮に1,000本苗を植えても100本、10本と良い木を順次選定します。この10本から新品種が生まれるかは、さらに狭き門。味はもちろん、食感、形状、保存性などの様々な条件をクリアしなければなりません」と話すのは、長野県果樹試験場の職員。

さらにそこから実際の栽培環境に順応できるかなどの試験や調査が行われます。新品種が交配されて市場に出るまで早くても15年。長い年月と手間暇が費やされ、おいしいりんごが誕生するのです。

長野県果樹試験場の圃場は全国的には狭い面積。その限られたスペースで着実に新品種を誕生させるとあって、全国的にも注目されています。

病気に弱い、割れやすいなどで淘汰されるりんごも多数。同じ交配組み合わせで育成された兄弟系統のりんごでも、実際に収穫される実は驚くほどさまざまです。

試験場で育成されているりんごの種類は実に多数。15年、20年先のニーズを分析・想像し、それに対応できるよう個々のりんごの特性を考慮した交配が行われます。

一方で、農家が栽培しにくいとか、輸送が難しいなどの問題が出ないかどうかも考慮しなければなりません。消費者・生産者・流通者に受け入れられることが愛されるりんごの条件なのです。

1本の木にさまざまな種類のりんごが接ぎ木されるので、赤や黄色の身をつける木も

小ぶりで皮が薄く丸かじりにぴったりな「シナノピッコロ」もここで生まれたりんごのひとつ

長野県果樹試験場では、甘味と酸味のバランスを常に意識した開発が進められています。

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代々受け継がれた土地で、丹精込めて作り上げる「シナノリップ」
~成田屋(長野市)~

2018(平成30)年2月、長野県果樹試験場で生まれた新たなリンゴ、「シナノリップ」が品種登録されました。シナノリップは「千秋」と「シナノレッド」の交配で早生品種です。収穫は「つがる」より早く、8月のお盆前後で、夏リンゴの中でも早くに出荷がはじまります。このシナノリップはこの時期に食べるリンゴとしては赤くシャキシャキしていて、甘味と酸味のバランスの良いのが特徴です。

長野市赤沼にある「成田屋」では品種登録される前、2016(平成28)年からシナノリップの栽培を始めました。それまでも早生品種は「つがる」を栽培していましたが、気温が上がってくると色がつきにくく、苦労しながら栽培していました。そこに長野県果樹試験場で日持ちして、気温が高くても色が赤くなるという新品種が生まれたという情報を得て苗木を手に入れました。成田屋では合計20ヘクタールの畑でふじを中心に約20品種のリンゴを作っています。

そのうち、現在10アールがシナノリップです。今年4年目になるシナノリップの木には沢山の実をつけていて品質も良好だという成田さん。しかし、成田さんの畑は令和元年10月の台風で約3m水がつかるという水害にあいました。水がひけたあと、畑には泥やゴミが散乱し、その様子を見て「来年からどうやってリンゴを作っていけば良いのか」と途方に暮れたそうです。しかし、水に浸かりやすい場所でありながら、代々リンゴの生産をしてきた場所。成田さんの復旧へ向けた並々ならぬ努力もあり、今年、他の品種も含め、順調に育っているとのこと。

太陽の光をたっぷり浴びさせて育てるために「葉摘み」の作業を行います。りんごの実の周りの葉っぱを中心に摘み取って、日当りを確保していきます。

成田さんの所有する20ヘクタールの畑のうち、10アールがシナノリップです。今年4年目になるシナノリップの木には沢山の実をつけていて品質も良好だとのこと。

リンゴといえば秋というイメージの中、真夏に採れるシナノリップは食感も味も豊かということもあり、年々需要が高まっている注目のリンゴですが、他の品種にはない苦労も。「花が咲く時期にばらつきがある。その分、収穫時期にもばらつきがでてしまう。コントロールができないのが大変」と成田さん。

それでも、夏に美味しいリンゴを全国各地に届けたいと猛暑の中、収穫に励んでいます。美味しい食べ方を聞いてみると、やはり生食が一番とのこと。甘みと酸味のバランスがとても良く、冷蔵庫に入れておけば1カ月は保つそうで、夏の暑い日、よく冷えたシナノリップはシャキッとした食感とともに、爽やかさも感じられます。

豊かな土壌がはぐくんだシナノリップ。まだまだ生まれたばかりの品種ですが、これから樹木とともに、大きく育つことでしょう。シナノリップを食べて、信州の爽やかな空気を感じてみませんか。

りんご農園が道の両側にずらーっと立ち並ぶ「アップルライン」沿いに成田屋さんはあります。

店内では季節のりんごを販売しており、全国各地へ産地直送も可能とのこと。

シナノリップ

~果汁が多く、みずみずしい「夏りんご」~

りんごは一般的に暑い夏が続くと色付きが悪く、果肉が柔らかくなってしまいますが、シナノリップは夏季高温下でも、綺麗な赤色でしゃきっとした歯ごたえが楽しめます。果汁が多くとてもジューシーで、酸味と甘みのバランスが良く、日持ちもするすごいりんごです。

成田屋さんのページをチェック!

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ほかにもたくさん!太陽の光を浴び、昼夜の寒暖差でおいしく育った、主な長野県オリジナル品種のご紹介

シナノドルチェ

~みずみずしく、適度な酸味が特徴~

甘みと酸味のバランスがよく、果汁がたっぷりでみずみずしい食感のおいしいりんごです。緑色が抜けて、赤みが強くなったら食べごろです。

秋映

~美しく濃い赤色に色づきます~

甘味と酸味のバランスが良く、果汁たっぷり。固めのしゃっきりとした歯ごたえも特徴です。綺麗に着色することから、贈答品としてもおすすめです。

シナノピッコロ

~小さいけれど、食べごたえあり~

果肉がしっかりしていて、しっかりとした歯ごたえがあります。赤く色づき、おしりも緑から黄色に変わったら食べごろです。

シナノスイート

~甘くて果汁たっぷり~

酸味が少ないのでより甘さが際立つ、果汁たっぷり。鮮やかな赤色に色づくのも特徴です。青みが減り、全体に赤みがかかってきたら食べごろです。

シナノゴールド

~黄色に色づき、芳醇な香りを放ちます~

甘みと酸味のバランスが良く、パリッとした食感が特徴。貯蔵性がよく、お菓子作りにも向いています。全体的に緑色から黄色に変わり、皮の表面がしっとりしてきたら成熟した証拠です。

いかがでしたか?品種ごと、産地ごと、さらには農家ごとにその味わいが異なる「信州のりんご」いよいよこれからシーズンの始まりです。ぜひ、いろいろなりんごをチェックしてみてください!

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